2012年08月24日

一つのことに集中せよ(1) - 最も重要なことに集中せよ <1> -

 ここ数年で債務整理をベースにして急成長した司法書士事務所が、大きな岐路に立っているように思います。
 従来の銀行や不動産会社から受注するモデルではなく、エンドクライアントに直接働きかけてその課題を解決するモデルは、いくつかの要因(広告の自由化、インターネットの普及、債務整理の場合は最高裁の判例)のもとで大きな成長を遂げました。
 とくに債務整理は新しく大きなマーケットだったため、この分野にいち早く参入した事務所はそれなりの成功をおさめましたが、過払いの減少、大手事務所の台頭によって、「やればそれなりに成功できる」市場から、「マーケットの支持を受ける事務所のみが生き残れる」市場へと変わってきたようです。

 成功し続けている事務所と、そうでない事務所との差はどこにあったのでしょうか。
 私は、事務所の経営者が事務所としてどれだけこの分野に集中し、マーケットから支持を受け続けるためにどれだけの努力をしたか、その差ではないかと考えています。

「成果をあげるための秘訣を一つだけ挙げるならば、それは集中である。成果をあげる人は最も重要なことから始め、しかも一度に一つのことしかしない。」
(『経営者の条件』上田惇生編訳)

 次回に、もう少し具体的に考えてみましょう。

カテゴリ:司法書士 マネジメント | コメント(0)

2012年05月15日

自らの成果をあげる - 人の強みを生かす <6> -

 組織のトップであっても組織のなかでの役割があるので、やっていいことと悪いことがあります。
 自分がやったほうが早いし、うまくいく、司法書士の実務面ではそういうことが多々あります。それで仕事をかかえすぎてイライラしている経営者が多いのではないのでしょうか。でも、そんなことでイライラしても問題は解決しません。それよりも経営者として自分がやるべき仕事を探しましょう。

「成果をあげるエグゼクティブはそれらのものを探す。まず初めに『何ができるか』という質問からスタートするならば、ほとんどの場合、手持ちの時間や資源では処理できなくなるほど、多くのことがあることを知るはずである。」(『経営者の条件』上田惇生編訳)

 経営者自身がどのようなやり方をすれば最も効果を上げることができるのか、これも意識して自己分析してみると面白いですし、それがわかってしまえば、以後は非常に効率的に物事を進められるようになります。

「成人する頃には誰でも、朝と夜のどちらが仕事をしやすいかを知っている。大まかに下書きをしてから書くのと、じっくり完璧な文書を一つひとつ書くのと、いずれがよい文章を書けるかを知っている。原稿を準備した場合と、メモだけの場合と、まったく何もなしの場合と、いずれがよいスピーチをできるかを知っている。さらには、チームの一員としてか、一人でか、いずれがよい仕事をできるかを知っている。チームの一員としては全く駄目かもしれない。」(『経営者の条件』上田惇生編訳)

カテゴリ:司法書士 マネジメント | コメント(0)

2012年05月08日

上司の強みを生かす - 人の強みを生かす <5> -

 司法書士事務所に限らず、経営者は自分の時間を作るために人を採用します。
自分の時間を作るために必要な人とは、自分でなくてもできることをやってくれる人、自分の強みを引き出してくれる人、ということです。そして、自分の強みを引き出してくれる人とは、自分の弱みを補足してくれる人、自分の強みを生かしてくれる人となります。これを部下(所員)の立場からみて、自分が成果を出すためにどうすればよいか考えてみると、

「『上司は何がよくできるか』『何をよくやったか』『強みを生かすためには何を知らなければならないか』『成果をあげるためには、部下の私から何を得なければならないか』を考える必要がある。」(『経営者の条件』上田惇生編訳)

 ということになります。上司(所長)の悪いところをあげつらって文句を言ってみても、結局、上司が成果をあげてくれなければ部下は成果を出すことができません。それでは上司の強みを知る方法はどこにあるのでしょう。そのひとつの視点についてP.F.ドラッカーは次のように言います。

「上司もまた人であって、それぞれの成果のあげ方があることを知らなければならない。上司に特有の仕事の仕方を知る必要がある。単なる癖や習慣かもしれない。しかしそれらは実在する現実である。」(『経営者の条件』上田惇生編訳)
「読む人に対しては口で話しても時間の無駄である。彼らは、読んだあとでなければ聞くことができない。逆に、聞く人に分厚い報告書を渡しても紙の無駄である。耳で聞かなければ何のことか理解できない。」(『経営者の条件』上田惇生編訳)

 上司がどんな特性を持つのかを知ること、それが上司を生かす鍵になるということですね。
 ちなみに、これは、部下⇒上司という視点だけでなく、上司⇒部下でも当然あてはまりますし、対クライアントの担当者といった外部の関係にもあてはまります。いろいろと応用が利くのでお考えになってみたらよいと思います。

カテゴリ:司法書士 マネジメント | コメント(0)

リンク集

  • 山口毅のおもしろき世をよりおもしろく
  • 司法書士 求人 就職・転職支援サービス メンターエージェント | 司法書士で就職・転職をお考えの方はこちら!
  • 土地家屋調査士 求人 就職・転職支援サービス メンターエージェント | 土地家屋調査士で就職・転職をお考えの方はこちら!
  • 司法書士 人材採用支援サービス メンターエージェント | 司法書士の求人・採用をお考えの方はこちら!
  • 司法書士合格者・有資格者の方が事務所選びに成功するための就職・転職セミナーのご案内はこちら!
  • メンタリングサービス
  • 独立・開業を目指す司法書士の方へ。「司法書士開業塾」のご案内
  • 司法書士 事業承継支援サービス
  • 新しい時代のプロフェッショナルへのステップアップ講座
  • サイバーメンター
  • 専門家による専門家のための超実践的セミナー「メンタージャム」開催中
  • コンサルティングファーム