責任と信頼 - リーダーシップの本質 <2> -
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リーダーに求められる三つの要件の続きです。
「リーダーたることの第二の要件は、リーダーシップを、地位や特権ではなく責任と見ることである」(『プロフェッショナルの条件』上田惇生編訳)
と、P.F.ドラッカーは言います。そして、その結果、
「真のリーダーは、他の誰でもなく、自らが最終的に責任を負うべきことを知っているがゆえに、部下を恐れない。(中略)優れたリーダーは、強力な部下を求める。部下を激励し、前進させ、誇りとする。部下の失敗に最終的な責任をもつがゆえに、部下の成功を脅威とせず、むしろ自らの成功と捉える。」(『プロフェッショナルの条件』上田惇生編訳)
私が「この事務所は成長するだろうな」と感じる司法書士事務所の所長の多くは、この特性を備えています。自身より優れている部下を採用する、これは「最終的には自らが責任をとる」との強い覚悟と、それに支えられた自信を経営者が持っているからでしょう。
「リーダーたる第三の要件は、信頼が得られることである。」(『プロフェッショナルの条件』上田惇生編訳)
信頼を得るためには、
「リーダーの言うことが真意であると確信を持てることである。(中略)リーダーが公言する信念とその行動は一致しなければならない。」(『プロフェッショナルの条件』上田惇生編訳)
なぜなら、
「リーダーシップは賢さに支えられるものではない。一貫性に支えられるものである。」(『プロフェッショナルの条件』上田惇生編訳)
からです。
極端な話ですが、白と言っていたものが黒に変わったとしても、それが経営者の信念に基づく判断であれば理解されるでしょう。根底に流れるところにブレがなければ、部下は安心して仕事ができるからです。