目標によるマネジメント - 優れたコミュニケーションの前提 -
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コミュニケーションの「四つの原理」を理解しても、すぐにコミュニケーションがうまくいくわけではないようです。どうすればよいのでしょうか?
P.F.ドラッカーのふたつの文章が示唆的です。
経営者や管理職の課題を、部下は自分なりに理解しています。しかし、経営者や管理職と同じように理解しているわけではありません。同じように理解してもらう、もしくは理解の仕方が自分とは違うということに気づいてもらうためには、経験を共有する必要があります。そのためには、部下にも「目標と自己管理によるマネジメント」を経験させなければなりません。
先月(5月)の17日に放映されたカンブリア宮殿では、株式会社物語コーポレーションの小林佳雄社長が取り上げられていました。小林社長は、現場の店長に「プレジデント」の称号を与え、多くの権限(アルバイトの採用から日々の売り上げ目標、年間予算まで)を移譲しているそうです。つまり、店長に経営者(社長)としての経験もさせているのです。離職率が3割と高い外食産業にあって、同社は7%と極めて低いそうです。マネジメントの経験が共有されていることで、社長と社員のコミュニケーションがうまくいっているからではないでしょうか。
この発想は、実に面白い。コミュニケーションを1:1の対立軸ではなく、ひとつの組織・共同体のなかで伝達されるものとしてみるということです。
そう考えれば、相手と自分は一心同体です。お互いのために、同じベクトルに向かってどうすればよいかを考えればよいのです。司法書士事務所において、所長が所員と話す場合も、クライアントやアライアンス先と応対する場合も同じです。