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    <title>山口毅の司法書士事務所 経営道場！</title>
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    <updated>2010-07-28T00:17:19Z</updated>
    <subtitle>「縁結び侍」こと、株式会社コンサルティングファーム代表取締役　山口毅のブログ</subtitle>
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    <title>カリスマ性はいらない　－　リーダーシップの本質　＜１＞　－</title>
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    <published>2010-07-27T23:51:13Z</published>
    <updated>2010-07-28T00:17:19Z</updated>

    <summary>P．F．ドラッカーは、リーダーシップは手段であり、リーダーとしての資質やカリスマ性とは無関係であると言い、リーダーの要件を三つあげています。第一の要件は、リーダーシップを仕事と見ること。リーダーたるものは、組織のなかでの役割を認識し、その役割を果たすことが自身の仕事であると見ている、ということだと思います。私は「組織が経営者を雇う」という言葉を、経営者の方々によくお話します。
　経営者の仕事は、組織を使って自身のやりたいことを実現することではありません。組織のミッションを規定し、組織がそのミッションを果たすために必要な役割を考えて、それを果たすことが仕事なのです。</summary>
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        <name>山口毅</name>
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        <![CDATA[<p>　「カリスマ」の語源は、古代ギリシャ語の「恵み charis」に由来し、新約聖書では神から贈られる特殊な能力を意味していましたが、現在では<a href="http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%9E" target="_blank">「普通の人が持ち合わせない、人を魅了する非日常的な能力、またその非凡な資質を持つ人間」</a>という意味で使われています。<br />
　司法書士事務所の所長や企業の経営者の方と話していると、「僕は○○さんのようなカリスマ性は持ち合わせていないので･･････」という言葉を聞くことがあります。失礼ながら、そうだな（笑）と思うこともありますが、そのようにおっしゃる方が優れた指導者であることが多いように思います。</p>

<p>　P．F．ドラッカーは、リーダーシップは手段であり、リーダーとしての資質やカリスマ性とは無関係であると言い、リーダーの要件を三つあげています。</p>

<div class="txt-Drucker">「リーダーたることの第一の要件は、リーダーシップを仕事と見ることである。（中略）効果的なリーダーシップの基礎とは、組織の使命を考え抜き、それを目に見える形で明確に定義し、確立することである。リーダーとは、目標を定め、優先順位を決め、基準を定め、それを維持する者である。」（『<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478300593/cybermentoror-22" target="_blank">プロフェッショナルの条件</a>』上田惇生編訳）</div>

<p>　リーダーたるものは、組織のなかでの役割を認識し、その役割を果たすことが自身の仕事であると見ている、ということだと思います。<br />
　私自身も「組織が経営者を雇っている」のだと思っており、この言葉を経営者の方々にお伝えするようにしています。</p>

<p>　経営者の仕事は、組織を使って自身のやりたいことを実現することではありません。組織のミッションを規定し、組織がそのミッションを果たすために必要な役割を考えて、それを果たすことが仕事なのです。<br />
</p>]]>
        
    </content>
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    <title>自己管理と責任からなるリーダーシップ　－　情報型組織の台頭　＜５＞　－</title>
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    <published>2010-07-21T01:02:34Z</published>
    <updated>2010-07-21T01:10:37Z</updated>

    <summary>リーダーシップは、経営者だけに求められるわけではありません。組織のメンバー一人ひとりが、ある仕事ではリーダーとなり、情報を伝え、自身のミッションを完遂するために、他の人の協力を得なければなりません。司法書士事務所でいえば、所長も資格者も事務スタッフも、事務所という組織の目標を理解し、そのために自分が何をすべきかを考え、自発的に行動できるようになることが理想です。しかし、そのような組織が自然とできあがるわけではありません。繰り返しとなりますが、それを創り上げる責任を負っているのは、経営者なのです。</summary>
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        <name>山口毅</name>
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        <![CDATA[<p>　リーダーシップは、経営者だけに求められるわけではありません。組織のメンバー一人ひとりが、ある仕事ではリーダーとなり、情報を伝え、自身のミッションを完遂するために、他の人の協力を得なければなりません。</p>

<div class="txt-Drucker">「情報型組織は、自由寛大な組織ではない。規律の厳しい組織である。それは強力かつ決定的なリーダーシップを必要とする。一流の指揮者は例外なく、厳しい完全主義者である。一流の指揮者を一流たらしめるものは、最後列のもっとも役割の小さな楽器をして、オーケストラ全体のできを素晴らしいものにするよう演奏させる能力にある。言いかえれば、情報型組織がもっとも必要とするものは、現場からトップにいたるまで、自己管理と責任のうえに立つリーダーシップである。」（『<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478300593/cybermentoror-22" target="_blank">プロフェッショナルの条件</a>』上田惇生編訳）</div>

<p>　そう、「現場からトップにいたるまで」リーダーシップを発揮する必要があるのです。司法書士事務所でいえば、所長も資格者も事務スタッフも、事務所という組織の目標を理解し、そのために自分が何をすべきかを考え、自発的に行動できるようになることが理想です。しかし、そのような組織が自然とできあがるわけではありません。</p>

<p>　繰り返しとなりますが、それを創り上げる責任を負っているのは、経営者なのです。<br />
</p>]]>
        
    </content>
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    <title>柔軟性と多様性をあわせもつ組織　－　情報型組織の台頭　＜４＞　－</title>
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    <published>2010-07-14T01:37:53Z</published>
    <updated>2010-07-14T01:54:52Z</updated>

    <summary>Ｐ．F．ドラッカーは、「従来型組織」と「情報型組織」について述べていますが、書きのどちらがどちらになるでしょう？
（司法書士事務所Ａ）従業員は、朝、事務所に着くまで、今日何をするかがわかっていません。出社すると、管理職（という名前の人）が、今日の仕事を振り分けてきます。　与えられた作業は、とにかく今日中にこなさなければなりません。
（司法書士事務所Ｂ）従業員は、朝、家をでる時から、今日成すべきことを理解して
います。出社後は、特に指示がなくても、やるべきことを整理し、関係者と調整しながら優先順位を考えて進めていきます。
</summary>
    <author>
        <name>山口毅</name>
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        <![CDATA[<p>　さて、みなさんの事務所はどちらでしょう？</p>

<p>　（司法書士事務所Ａ）<br />
　　従業員は、朝、事務所に着くまで、今日何をするかがわかって<br />
　　いません。出社すると、管理職（という名前の人）が、今日の仕事<br />
　　を振り分けてきます。<br />
　　与えられた作業は、とにかく今日中にこなさなければなりません。</p>

<p>　（司法書士事務所Ｂ）<br />
　　従業員は、朝、家をでる時から、今日成すべきことを理解して<br />
　　います。出社後は、特に指示がなくても、やるべきことを整理し、<br />
　　関係者と調整しながら優先順位を考えて進めていきます。</p>

<p>　P．F．ドラッカーは、前者を「従来型組織」、後者を「情報型組織」と定義しました。</p>

<div class="txt-Drucker">「従来の組織は、軍をモデルにしている。ところが情報型組織は、オーケストラに似ている。すべての楽器が同じ楽譜を演奏する。受けもつパートは異なる。いっせいに演奏するものの、同じ音を合奏することはめったにない。バイオリンの数が多いからといって、第一バイオリンがホルンのボスであるわけではない。第一バイオリンは、第二バイオリンのボスでさえない。しかるにオーケストラは、一晩に、演奏様式も楽譜もソロの楽器もみなまったく異なる曲を五つも演奏する」（『<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478300593/cybermentoror-22" target="_blank">プロフェッショナルの条件</a>』上田惇生編訳）</div>

<p>　オーケストラのように、事務所全体がひとつの楽譜（目標）に基づいて動く姿を想像してみてください。非常に愉快ではありませんか。<br />
</p>]]>
        <![CDATA[<p>　P．F．ドラッカーはいいます。</p>

<div class="txt-Drucker">「情報型組織は、組織内の個人と部門が、自らの目標、優先順位、他との関係、意思疎通に責任をもつときにのみ有効に機能する。したがって情報型組織においては、みなが『いかなる貢献と業績が期待されているか』『何が責任か』『自分が行おうとしていることを、組織内の誰が知り、理解すれば、協力し合えるか』『組織内の誰に、いかなる情報、知識、技術を求めるべきか』『誰が、自分の情報、知識、技術を求めているか』『誰を支援すべきか』『誰に支援を求めるべきか』を問わなければならない。」（『<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478300593/cybermentoror-22" target="_blank">プロフェッショナルの条件</a>』上田惇生編訳）</div>

<p>　「従来型組織」の形態をとりながら、オーケストラのように組織が動くことを期待している経営者が多いように思います。</p>

<p>　「環境は用意している、だけど人が動かない」という言い訳が聞こえてきます。<br />
　しかし、あなたは本当にオーケストラの指揮者の仕事をしていますか？結果として効果が出せていないなら、経営者がその責任を果たしていないということです。<br />
</p>]]>
    </content>
</entry>

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    <title>中間管理職のミッションとは？　－　情報型組織の台頭　＜３＞　－</title>
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    <published>2010-07-08T23:50:11Z</published>
    <updated>2010-07-08T23:58:09Z</updated>

    <summary>ひとりの人間がマネジメントできる最適の人数は、軍隊の分隊の構成人数（５～６名）とされてきましたが、「情報型組織」はその単位を有名無実化するとP．F．ドラッカーはいいます。前回あげた司法書士事務所の例のように、スタッフに作業を振り分け、進捗のみをチェックするといった役割の中間管理職を置く意味は薄くなってきています。　中間管理職の重要なミッションは、そのような「作業」ではなく、「部下が上下、左右の関係や意思疎通に責任を負う意欲」を高め、自律的に実行できるように「支援すること」です。この中間管理職のミッションを、経営者が理解していないと話になりません。</summary>
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        <name>山口毅</name>
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    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://dojou.mentoragent.org/">
        <![CDATA[<p>　ひとりの人間がマネジメントできる最適の人数は、軍隊の分隊の構成人数（５～６名）とされてきましたが、「情報型組織」はその単位を有名無実化するとP．F．ドラッカーはいいます。</p>

<div class="txt-Drucker">「すなわち、ひとりの上司に報告する部下の数は、部下が上下、左右との関係や意思疎通に責任を負う意欲によってのみ上限が定められるという、意思疎通の範囲についての原則と呼ぶべきものに取って代わられる。」（『<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478300593/cybermentoror-22" target="_blank">プロフェッショナルの条件</a>』上田惇生編訳）</div>

<p>　前回あげた司法書士事務所の例のように、スタッフに作業を振り分け、進捗のみをチェックするといった役割の中間管理職を置く意味は薄くなってきています。<br />
　中間管理職の重要なミッションは、そのような「作業」ではなく、「部下が上下、左右の関係や意思疎通に責任を負う意欲」を高め、自律的に実行できるように「支援すること」です。<br />
　そのミッションを中間管理職が果たせないと、仕事は停滞し、業務効率を求められる組織のメンバーは疲弊し、人材の離職率が高まるという悪循環に陥ることになります。<br />
　組織がある一定規模以上になってきた時に、従来のやり方で組織運営がうまくいかないことがよくありますが、それは、この中間管理職のミッションを、経営者が理解していないからにほかなりません。</p>

<p>　P．F．ドラッカーがいうように、</p>

<div class="txt-Drucker">「情報型組織は、必ずしも先端的な情報技術を必要としない。必要なのは『誰が、どのような情報を、いつ、どこで必要としているのか』を問う意思である。」（『<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478300593/cybermentoror-22" target="_blank">プロフェッショナルの条件</a>』上田惇生編訳）</div>

<p>　組織を作りあげていく過程では、この「意思」が常に問われているということを、経営者は肝に銘ずるべきだと思います。<br />
</p>]]>
        
    </content>
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    <title>組織に中間管理職は必要か？　－　情報型組織の台頭　＜２＞　－</title>
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    <published>2010-07-05T23:56:32Z</published>
    <updated>2010-07-06T00:05:27Z</updated>

    <summary>P．F．ドラッカーは、組織の未来像を次のように語っています。「オフィスの未来像は、いまだ推測の域を越えない。しかし未来の組織は、急速に現実のものとなりつつある。それは情報を中心とする組織、つまり情報型組織である。」（『プロフェッショナルの条件』上田惇生編訳）情報型組織とは？その特徴のひとつを、P．F．ドラッカーは、こう述べています。「情報型組織は平らである。マネジメントの階層が従来の組織に比べ圧倒的に少ない。」（『プロフェッショナルの条件』上田惇生編訳）P．F．ドラッカーが言うように、情報を伝達するだけのマネジメント層（中間管理職）は、組織には不要なのです。</summary>
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        <![CDATA[<p>　P．F．ドラッカーは、組織の未来像を次のように語っています。</p>

<div class="txt-Drucker">「オフィスの未来像は、いまだ推測の域を越えない。しかし未来の組織は、急速に現実のものとなりつつある。それは情報を中心とする組織、つまり情報型組織である。」（『<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478300593/cybermentoror-22" target="_blank">プロフェッショナルの条件</a>』上田惇生編訳）</div>

<p>　情報型組織とは？その特徴のひとつを、P．F．ドラッカーは、こう述べています。</p>

<div class="txt-Drucker">「情報型組織は平らである。マネジメントの階層が従来の組織に比べ圧倒的に少ない。」（『<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478300593/cybermentoror-22" target="_blank">プロフェッショナルの条件</a>』上田惇生編訳）</div>

<p>　司法書士事務所でも、幹部会議やリーダー会議と称して、管理職を集めて一方的に所長が事務所の方針を伝えるだけの場を設定し、それでマネジメントができていると考えている事務所を多く見受けます。しかし、ただ告知するだけであれば、朝礼でも、メールでも、グループウェアの掲示板でも可能でしょう。そんな会議は意味がありません。かえって、中間管理職を介することで、所長の意向や方針が組織の末端まで正確に伝わらないという弊害が起こります。<br />
　また、所長が全体の仕事の指示を行い、割り当てられた分の作業をスタッフに振り分け、進捗度合いのみをチェックするだけの中間管理職も多く見られます。そんな「作業」は誰でもできます。極端な話、機械に代替させることだって可能でしょう。</p>

<p>　P．F．ドラッカーが言うように、情報を伝達するだけのマネジメント層（中間管理職）は、組織には不要なのです。<br />
　本当に中間管理職が必要なのか、中間管理職に何を期待しているのか、彼らはその役割を果たしているのか、彼らはその任に耐えうる人材なのか、を経営者は再度問い直してみる必要があります。<br />
</p>]]>
        
    </content>
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    <title>司法書士事務所の組織の作り方　　－　情報型組織の台頭　＜１＞　－</title>
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    <published>2010-06-29T23:33:28Z</published>
    <updated>2010-06-29T23:46:44Z</updated>

    <summary>以前にも少し述べましたが、司法書士の事務所組織は、仕事の内容によって違いはあるものの、その成長段階によって、三つに分けることができます。第1段階は、所長である資格者をトップとして、その指示命令のもとにスタッフが作業を行う組織。第２段階は、一定範囲の作業を任せられるスタッフが育ち、かつ作業量がそのスタッフだけではこなせないほど増えてきた時、そのスタッフを管理職としてその指導の下で一定範囲の作業を行う組織。第３段階は、分業可能な作業が複数あり、かつそれぞれの作業を任せられる管理職が育ってくると、管理職を長とするチームが複数でき上がり、所長は管理職を統括し、管理職が各スタッフを指導するという組織。全体を俯瞰し、組織をひとつの生物と捉えて、その生物が意思を持って動けるようにするために、各ユニットをどのように構成すればよいかを考えることですね。</summary>
    <author>
        <name>山口毅</name>
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    </author>
    
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        <![CDATA[<p>　以前にも少し述べましたが、司法書士の事務所組織は、仕事の内容によって違いはあるものの、その成長段階によって、三つに分けることができます。</p>

<p>　＜第1段階＞　<br />
　　所長である資格者をトップとして、その指示命令のもとにスタッフが<br />
　　作業を行う組織。情報のやり取りは、所長－各スタッフ間で主に行わ<br />
　　れます。判断は所長、作業はスタッフという役割分担となります。</p>

<p>　＜第２段階＞　<br />
　　一定範囲の作業を任せられるスタッフが育ち、かつ作業量がその<br />
　　スタッフだけではこなせないほど増えてきた時、そのスタッフを管理<br />
　　職としてその指導の下で一定範囲の作業を行う組織。情報のやり取<br />
　　りは、所長－管理職、管理職－スタッフ間で主に行われます。<br />
　　判断は所長と管理職（一定の範囲内ですが）、作業はスタッフという<br />
　　役割分担となります。</p>

<p>　＜第３段階＞<br />
　　分業可能な作業が複数あり、かつそれぞれの作業を任せられる管理<br />
　　職が育ってくると、管理職を長とするチームが複数でき上がり、所長<br />
　　は管理職を統括し、管理職が各スタッフを指導するという組織。<br />
　　情報のやり取りは、所長－管理職、管理職－スタッフ、管理職－管<br />
　　理職の間で行われます。所長の「統括」とは、「チームを全体として<br />
　　一つの組織として機能させる指導」です。<br />
　　管理職にはスタッフへの指導とあわせて、他のチームとの調整という<br />
　　役割が加わってきます。</p>]]>
        <![CDATA[<p>　スタッフは単に言われるままに作業をするのではなく、自分の持ち場で（範囲は狭いかもしれませんが）判断をしていますし、チームのスタッフ間でも分業は行われ情報交換も当然しているでしょうが、話を単純化するために省いています。<br />
　あとは、この組み合わせでしかありません。どの単位を一つのユニットとみるかです。たとえば、商業登記部門と不動産登記部門というふたつのチームを別組織として考えるか、ひとつのチームとして考えるかで、組織の作り方が違ってきます。</p>

<p>　しかし、私はいろいろな事務所のコンサルティングを行っていますが、経営者がこのようなことを意識して組織づくりをされているかについては、少々疑問を感じます。組織はあるけれども、管理や情報の流れが適正な体制を整えている事務所は少ないように思います。<br />
　全体を俯瞰し、組織をひとつの生物と捉えて、その生物が意思を持って動けるようにするために、各ユニットをどのように構成すればよいかを考えることですね。<br />
</p>]]>
    </content>
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    <title>目標によるマネジメント　－　優れたコミュニケーションの前提　－</title>
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    <published>2010-06-23T00:33:50Z</published>
    <updated>2010-06-23T00:46:10Z</updated>

    <summary>コミュニケーションの「四つの原理」を理解しても、すぐにコミュニケーションがうまくいくわけではないようです。優れたコミュニケーションは、目標と自己管理によるマネジメントを前提とします。また、経験の共有が不可欠となります。経営者や管理職の課題を、部下は自分なりに理解しています。しかし、経営者や管理職と同じように理解しているわけではありません。同じように理解してもらう、もしくは理解の仕方が自分とは違うということに気づいてもらうためには、経験を共有する必要があるのです。</summary>
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        <name>山口毅</name>
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        <![CDATA[<p>　コミュニケーションの「四つの原理」を理解しても、すぐにコミュニケーションがうまくいくわけではないようです。どうすればよいのでしょうか？<br />
　P．F．ドラッカーのふたつの文章が示唆的です。</p>

<div class="txt-Drucker">「コミュニケーションを成立させるには経験の共有が不可欠だということである。」（『<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478300593/cybermentoror-22" target="_blank">プロフェッショナルの条件</a>』上田惇生編訳）</div>

<p>　経営者や管理職の課題を、部下は自分なりに理解しています。しかし、経営者や管理職と同じように理解しているわけではありません。同じように理解してもらう、もしくは理解の仕方が自分とは違うということに気づいてもらうためには、経験を共有する必要があります。そのためには、部下にも「目標と自己管理によるマネジメント」を経験させなければなりません。</p>

<p>　先月（５月）の１７日に放映された<a href="http://www.tv-tokyo.co.jp/cambria/" target="_blank">カンブリア宮殿</a>では、<a href="http://www.monogatari.co.jp/" target="_blank">株式会社物語コーポレーション</a>の小林佳雄社長が取り上げられていました。小林社長は、現場の店長に「プレジデント」の称号を与え、多くの権限（アルバイトの採用から日々の売り上げ目標、年間予算まで）を移譲しているそうです。つまり、店長に経営者（社長）としての経験もさせているのです。離職率が３割と高い外食産業にあって、同社は７％と極めて低いそうです。マネジメントの経験が共有されていることで、社長と社員のコミュニケーションがうまくいっているからではないでしょうか。</p>

<div class="txt-Drucker">「コミュニケーションは、私からあなたへ伝達されるものではなく、われわれの中のひとりから、われわれの中のもうひとりへ伝達されるものである。」（『<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478300593/cybermentoror-22" target="_blank">プロフェッショナルの条件</a>』上田惇生編訳）</div>

<p>　この発想は、実に面白い。コミュニケーションを１：１の対立軸ではなく、ひとつの組織・共同体のなかで伝達されるものとしてみるということです。<br />
　そう考えれば、相手と自分は一心同体です。お互いのために、同じベクトルに向かってどうすればよいかを考えればよいのです。司法書士事務所において、所長が所員と話す場合も、クライアントやアライアンス先と応対する場合も同じです。<br />
</p>]]>
        
    </content>
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    <title>情報とは別物である　－　コミュニケーションの四つの原理　＜４＞　－</title>
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    <published>2010-06-16T07:39:25Z</published>
    <updated>2010-06-16T07:55:03Z</updated>

    <summary>コミュニケーションの「四つの原理」の最後、四つめは、P．F．ドラッカー曰く「第四に、コミュニケーションと情報は別物である。両者は依存関係にある。コミュニケーションは知覚の対象であり、情報は論理の対象である。情報は形式であって、それ自体に意味はない。それは人間の関係ではない。そこに人間的な要素はない。」ということです。信頼関係がない時点で情報ばかりを伝えても、相手は受取ってくれません。順番を間違えてはいけません。まずは、信頼関係をつくることです。</summary>
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        <name>山口毅</name>
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        <![CDATA[<p>　今日は、コミュニケーションの「四つの原理」の最後です。</p>

<div class="txt-Drucker">「第四に、コミュニケーションと情報は別物である。両者は依存関係にある。コミュニケーションは知覚の対象であり、情報は論理の対象である。情報は形式であって、それ自体に意味はない。それは人間の関係ではない。そこに人間的な要素はない。
　情報は、感情、価値、期待、知覚といった人間的な属性を除去すればするほど、有効となり信頼性を高める。しかし、情報はコミュニケーションを前提とする。」（『<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478300593/cybermentoror-22" target="_blank">プロフェッショナルの条件</a>』上田惇生編訳）</div>

<p>　裁判員制度導入に伴い、検察側は裁判員に対するプレゼンテーションをどのように行うかをいろいろと検討し、結局は、裁判員の方の理解をより一層容易にするために、画像の映写やボードの掲示といったビジュアル化に対応したプレゼンテーションソフトを使うことになったそうです。情報の伝え方がコミュニケーションに影響する事例といえます。</p>

<p>　ただP．F．ドラッカーが言うように、情報（が伝わるために）はコミュニケーションを前提としますから、信頼関係がない時点で情報ばかりを伝えても、相手は受取ってくれません。たとえば、司法書士事務所の所長（経営者）が、採用したばかりの所員とコミュニケーションをとろうとして話しかけても、それが「情報」でしかないなら意味がありません。従業員は、なぜ所長はそんな話をするのだろうと怪訝な表情をするだけでしょう。<br />
　順番を間違えてはいけません。まずは、信頼関係をつくることです。<br />
</p>]]>
        
    </content>
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    <title>受け手に対し何かを要求している　－　コミュニケーションの四つの原理　＜３＞　－</title>
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    <published>2010-06-09T04:17:21Z</published>
    <updated>2010-06-09T04:27:01Z</updated>

    <summary>コミュニケーションの「四つの原理」の三つめは、「第三に、コミュニケーションは常に、受け手に対し何かを要求する。受け手が何かになることを、何かをすることを、何かを信じることを要求する。それは常に、受け手それぞれの何かをしたいという気持ちに訴えようとする。コミュニケーションは、それが受け手の価値観や欲求や目的に合致するとき強力になる。それらのものに合致しないとき、まったく受けつけられないか、抵抗される。」ということです。</summary>
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        <![CDATA[<p>　コミュニケーションの「四つの原理」の三つめです。</p>

<div class="txt-Drucker">「第三に、コミュニケーションは常に、受け手に対し何かを要求する。受け手が何かになることを、何かをすることを、何かを信じることを要求する。それは常に、受け手それぞれの何かをしたいという気持ちに訴えようとする。コミュニケーションは、それが受け手の価値観や欲求や目的に合致するとき強力になる。それらのものに合致しないとき、まったく受けつけられないか、抵抗される。」（『<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478300593/cybermentoror-22" target="_blank">プロフェッショナルの条件</a>』上田惇生編訳）</div>

<p>　例えば司法書士事務所の所長が、事務所のメンバーに自分の思うように働いてもらいたいと考えたとき、どうすればよいのでしょう？<br />
　経営者が「自身の要求」を押し付けるだけでは、受け入れてもらえません。前回述べた第二の原理である「相手の期待」を理解して、それと「自身の要求」とを、調和させる必要があります。</p>

<p>　所員の期待は、給与・やりがい・スキルアップ・安定性・働きやすさなど、さまざまです。当然、ひとによっても異なります。各人がそのなかで求めているものは何か、どれにコミットしたら、仕事に対するモチベーションをあげてくれるのか、を経営者は考えなければなりません。</p>

<p>　そういったことを意識しながらコミュニケーションをとっていますか？<br />
</p>]]>
        
    </content>
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    <title>期待しているものだけを知覚する　－　コミュニケーションの四つの原理　＜２＞　－</title>
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    <published>2010-06-04T00:12:53Z</published>
    <updated>2010-06-04T00:42:17Z</updated>

    <summary>前回に続き、コミュニケーションの「四つの原理」の二つめです。ドラッカーは、「第二に、われわれは知覚することを期待しているものだけを知覚する。見ることを期待しているものを見、聞くことを期待しているものを聞く。」と言っています。営業する際も、相手のビジネスモデルやミッションを理解しない売り込みは、相手の期待を無視した的外れな提案となってしまいますので、相手が何を見たり聞いたりしたいかを知ることが重要です。

</summary>
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    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://dojou.mentoragent.org/">
        <![CDATA[<p>　前回に続き、コミュニケーションの「四つの原理」の二つめです。</p>

<div class="txt-Drucker">「第二に、われわれは知覚することを期待しているものだけを知覚する。見ることを期待しているものを見、聞くことを期待しているものを聞く。」（『<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478300593/cybermentoror-22" target="_blank">プロフェッショナルの条件</a>』上田惇生編訳）</div>
　
　私は、司法書士を対象とした「<a href="http://www.mentoragent.org/saiyo/modules/seminarinfo/index.php?content_id=2" target="_blank">営業セミナー</a>」の講師として「営業の基本」についてレクチャーしています。

<p>　営業とは「相手のビジネスを自分が持っているリソースで支援できること、相手が持っている課題を自分が持っているリソースで解決できること、を相手に知ってもらい、そのうえで発注してもらうための行為」と、私は定義づけています。<br />
　ですから、そのためにはまず、相手のビジネスモデルと担当者のミッションを知ることが「営業の基本」だと思っています。相手のビジネスモデルやミッションを理解しない売り込みは、相手の期待を無視した的外れな提案となってしまいます。人は期待していないものを知覚することを拒みますから、相手は最初からあなたの話を聞いていないでしょう。</p>

<p>　相手が何を見たり聞いたりしたいかを知ることが重要です。<br />
</p>]]>
        
    </content>
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    <title>受け手の言葉を使う　－　コミュニケーションの四つの原理　＜１＞　－</title>
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    <published>2010-05-31T23:57:07Z</published>
    <updated>2010-06-01T00:04:59Z</updated>

    <summary>司法書士事務所の経営者は、組織内の人を動かし、外部の人間と交渉し、時には専門家としてクライアントの相談にのることで自分の役割を果たしています。それらはすべてコミュニケーションを通して行われますから、よいコミュニケーションをとれるようになることは、極めて重要です。一般的にも、コミュニケーションの大切さが叫ばれ続けていますが、それは結局のところ、「よいコミュニケーション」とはどんなものか、理解している人は少ないということかもしれません。P．F．ドラッカーは、コミュニケーションには「四つの原理」があるといっています。今回は、その一つめについて考えてみます。</summary>
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    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://dojou.mentoragent.org/">
        <![CDATA[<p>　司法書士事務所の経営者は、組織内の人を動かし、外部の人間と交渉し、時には専門家としてクライアントの相談にのることで自分の役割を果たしています。それらはすべてコミュニケーションを通して行われますから、よいコミュニケーションをとれるようになることは、極めて重要です。一般的にも、コミュニケーションの大切さが叫ばれ続けていますが、それは結局のところ、「よいコミュニケーション」とはどんなものか、理解している人は少ないということかもしれません。<br />
　P．F．ドラッカーは、コミュニケーションには「四つの原理」があるといっています。今回は、その一つめについて考えてみます。</p>

<div class="txt-Drucker">「コミュニケーションは、受け手の言葉を使わなければ成立しない。受け手の経験にある言葉を使わなければならない。説明しても通じない。経験にない言葉で話しても、理解されない。受け手の知覚能力の範囲を越える。コミュニケーションを行おうとするときには、『このコミュニケーションは、受け手の知覚能力の範囲内か、受け手は受けとめられるか』を考える必要がある。」（『<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478300593/cybermentoror-22" target="_blank">プロフェッショナルの条件</a>』上田惇生編訳）</div>

<p>　司法書士事務所においても、所長は、所員・クライアント・アライアンス先などに対し、相手がこちらの言葉を理解できるように配慮する必要があります。<br />
　当たり前のことですが、コミュニケーションは伝わらないと意味がありません。それを肝に銘じていれば、クライアントに対して専門用語でまくし立てて説明する、なんてことはありえないはずです。しかし、そのような応対をする専門家が、残念なことに意外に多く見受けられます。<br />
　<br />
　また所長が、所員に「一を聞いて十を知れ」と言ったとしても、所員がその意味するところを理解できなければ、いくら要求しても期待通りの成果はでてきません。繰り返し同じ言葉を言っても無駄です。相手がどう理解しているのかを確認しながら、相手がわかる言葉は何かを考え、それを使って話さなければなりません。<br />
</p>]]>
        
    </content>
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    <title>勇気をもつ　－　意思決定の秘訣　＜１５＞　－</title>
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    <published>2010-05-28T00:31:33Z</published>
    <updated>2010-05-28T00:39:30Z</updated>

    <summary>意思決定の最後は、あたりまえですが、「決定を下すこと」です。しかし、一般的に、今までやってきたことを変えることには、さまざまな痛みや大きな反響を伴います。いいことばかりでないことは容易に想像がつきますから、準備が整い、いよいよ決定を下そうというその時に、二の足を踏んでしまうというケースが実はとても多いのです。
</summary>
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    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://dojou.mentoragent.org/">
        <![CDATA[<p>　意思決定の最後は、あたりまえですが「決定を下すこと」です。今まで述べてきたことで、決定に必要な準備・検討はすべて整っているはずです。P．F．ドラッカーはいいます。</p>

<div class="txt-Drucker">「とうとうここで、決定には判断と同じくらい勇気が必要であることが明らかになる。薬は苦くなければならないという必然性はない。しかし一般的に、良薬は苦い。決定が苦くなければならないという必然性はない。しかし一般的に、成果をあげる決定は苦い。」（『<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478300593/cybermentoror-22" target="_blank">プロフェッショナルの条件</a>』上田惇生編訳）</div>

<p>　一般的に、今までやってきたことを変えることには、さまざまな痛みや大きな反響を伴います。いいことばかりでないことは容易に想像がつきますから、準備が整い、いよいよ決定を下そうというその時に、二の足を踏んでしまうというケースが実はとても多いのです。</p>

<p>　しかし、誰かがその意思決定を行わなければなりません。<br />
　損な役回りですが、それは経営者（司法書士事務所であれば、事務所の所長または法人の社員）の仕事です。組織の意思決定は、経営者の利益ではなく、組織の利益を最優先に考え、経営者が下すべきものなのです。<br />
</p>]]>
        
    </content>
</entry>

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    <title>決定は本当に必要か　－　意思決定の秘訣　＜１４＞　－</title>
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    <published>2010-05-25T05:48:58Z</published>
    <updated>2010-05-25T06:12:11Z</updated>

    <summary>P．F．ドラッカーは意思決定を行うべきかどうかも選択肢の一つとして考えるべきであるといいます。決定を行わないことも代替案のひとつだからです。「何もしないと何が起こるか」と問うことが重要です。また、P．F．ドラッカーは、中途半端な意思決定にも警鐘を鳴らします。「半分の行動」を意思決定しても何の効果も生みださないからです。
</summary>
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        <name>山口毅</name>
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    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://dojou.mentoragent.org/">
        <![CDATA[<p>　P．F．ドラッカーは、意思決定を行うべきかどうかも選択肢のひとつであるといいます。決定を行わないことも代替案のひとつだからです。</p>

<div class="txt-Drucker">「楽観的というわけではなく、何もしなくても問題は起こらないという状況がある。『何もしないと何が起こるか』という問いに対して、『何も起こらない』が答えであるならば、手をつけてはならない。状況は気になるが、切実ではなく、さしたる問題が起こりそうもないというときは、問題に手をつけてはならない。」（『<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478300593/cybermentoror-22" target="_blank">プロフェッショナルの条件</a>』上田惇生編訳）</div>

<p>　司法書士事務所も新しい時代のビジネスモデルの構築に誰もが躍起になっています。他の事務所が始めたことを「自分も取り入れないと時代遅れになるのでは？」と焦って取り入れるケースが見られますが、他の事務所は他の事務所です。経営者は、自分の事務所は、いま何をしなければならない時期かをしっかりと見極めなければなりません。<br />
　「何もしないと何が起こるか」と問うことで、その答えが見つかるかもしれませんね。</p>

<p>　P．F．ドラッカーはまた、中途半端な意思決定に警鐘を鳴らします。</p>

<div class="txt-Drucker">「扁桃腺や盲腸を半分切除しても、完全に切除した場合と同じように、感染などのリスクがある。手術は、するかしないかである。同じように決定も、行うか行わないかである。半分の行動はない。半分の行動こそ、常に誤りであり、必要最低限の条件、すなわち必要条件を満足させえない行動である。」（「<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478300593/cybermentoror-22" target="_blank">プロフェッショナルの条件</a>」上田惇生編訳）</div>

<p>　司法書士事務所において、新しく債務整理のサービスを行おうと考えたとしましょう。<br />
</p>]]>
        <![CDATA[<p>　集客にはどれくらいのコストがかかるのか、その業務がどのような業務なのか、どれくらいの工数がいつの時点で必要になるのか、どれくらいの売り上げが上がり、いつ回収できるのか、初めての人にはわかりません。このサービスにそもそも本格参入してよいかが不明なので、例えば登記業務を担当している司法書士に兼任させることを決定したとします。</p>

<p>　担当となった人は、このサービスを立ち上げるために半分の力しか使えません。かといって、ひとりが全力で投入する力の半分で関与して、半分のことを知ればよいのかというとそうではありません。ひとりが投入された場合と同じことを兼務のまま行わなければ、成果は上がりません。このような意思決定では、現在の業務を中途半端なものに追い込み、新しい業務も立ち上がらないという結果をもたらすことになるでしょう。<br />
　「半分の行動」を意思決定しても何の効果も生まないのです。<br />
</p>]]>
    </content>
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    <title>満場一致に注意せよ　－　意思決定の秘訣　＜１３＞　－</title>
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    <published>2010-05-19T00:13:45Z</published>
    <updated>2010-05-19T00:25:33Z</updated>

    <summary>P．F．ドラッカーは、ＧＭのトップであったスローンが、最高レベルの意思決定を行う際、満場一致の時こそ意思決定を行わなかったという逸話を紹介しながら、「意見の不一致」が意思決定に不可欠であると説いています。意思決定を行うための話し合いは、異なる意見を戦わせ、それぞれの意見の優位性や問題点を浮き彫りにして、最終的に経営者が意思決定を行う判断材料を集めるために行われるというわけです。最初から「満場一致の場合は意思決定しない」と決めておけば、意見が一致しないことが前提となりますから、会議体のメンバー全員が、気楽に自分の意見を出すことができるようになるでしょう。反対意見を十分に検討することで、よりよい意思決定が可能となるのです。</summary>
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        <name>山口毅</name>
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        <![CDATA[<p>　P．F．ドラッカーは、ＧＭのトップであったスローンが、最高レベルの意思決定を行う際、満場一致の時こそ意思決定を行わなかったという逸話を紹介しながら、「意見の不一致」が意思決定に不可欠であると説いています。</p>

<div class="txt-Drucker">「第一に、組織の囚人になることを防ぐからである。あらゆる人が、決定を行う者から何かを得ようとしている。特別のものを欲し、善意のもとに、都合のよい決定をしてもらおうとする。決定を行う者が、大統領であろうと、設計変更を行う新人の技術者であろうと変わらない。それら特別の要請や意図から脱するための唯一の方法が、十分検討され、事実によって裏付けられた反対意見である。」（『<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478300593/cybermentoror-22" target="_blank">プロフェッショナルの条件</a>』上田惇生編訳）</div>

<div class="txt-Drucker">「第二に、選択肢を与えるからである。いかに慎重に考え抜いても、選択肢のない決定は向こう見ずなばくちである。決定には、常に間違う危険が伴う。最初から間違っていることもあれば、状況の変化によって間違いになることもある。決定のプロセスにおいて、他の選択肢を考えてあれば、次に頼るべきものとして、十分に考えたもの、検討済みのもの、理解済みのものをもつことができる。選択肢がなければ、決定が有効に働かないことが明らかになったとき、途方にくれるだけである。」（『<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478300593/cybermentoror-22" target="_blank">プロフェッショナルの条件</a>』上田惇生編訳）</div>

<div class="txt-Drucker">「第三に、想像力を刺激するからである。問題を解決するには、想像力は必要ないとの説がある。だが、それは数字の世界だけである。政治、経済、社会、軍事のいずれであろうとも、不確実な問題においては、新しい状況をつくり出すような創造的な答えが必要である。想像力、すなわち知覚と理解が必要である。第一級の想像力は潤沢にはない。とはいっても、一般に考えられているほど稀なわけでもない。しかし想像力は、刺激しなければ隠れていて使われないままになる。反対意見、特に理論付けられ、検討し尽くされ、かつ裏付けられている反対意見こそ、想像力にとってのもっとも効果的な刺激剤となる。」（『<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478300593/cybermentoror-22" target="_blank">プロフェッショナルの条件</a>』上田惇生編訳）</div>

<p>　意思決定を行うための話し合いは、異なる意見を戦わせ、それぞれの意見の優位性や問題点を浮き彫りにして、最終的に経営者が意思決定を行う判断材料を集めるために行われるというわけです。<br />
　司法書士事務所も組織体となってきており、会議体での意思決定を行うシーンも増えていると思います。そのような場における意思決定の方法を聞いてみると、往々にして「満場一致で」と答える事務所が多数あります。<br />
</p>]]>
        <![CDATA[<p>　「満場一致」には二通りあって、ひとつは「まったく異議がない」という状態、もうひとつは「異議はあるが従う」という人がいる状態です。</p>

<p>　一番怖いのは「まったく異議がない」という満場一致です。深い議論がつくされずに場の雰囲気で物事が決まってしまうことが大半だからです。「異議はあるが従う」という満場一致も、議論がつくされた上であれば良いのですが、争いを避けたいがために「声の大きい人に従う」といった事なかれ主義からきているのであれば、大問題です。</p>

<p>　最初から「満場一致の場合は意思決定しない」と決めておけば、意見が一致しないことが前提となりますから、会議体のメンバー全員が、気楽に自分の意見を出すことができるようになるでしょう。反対意見を十分に検討することで、よりよい意思決定が可能となるのです。<br />
</p>]]>
    </content>
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    <title>評価測定の基準には選択肢が必要　　－　意思決定の秘訣　＜１２＞　－</title>
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    <published>2010-05-12T00:43:16Z</published>
    <updated>2010-05-12T00:57:35Z</updated>

    <summary>P．F．ドラッカーは「評価測定の基準」について、いくつかの選択肢が必要だとも説いています。どこを基準にするかで判断が異なりますから、基準ごとに広告方法を比較・検証する必要があります。選択肢ごとの問題点と優位性が見えてくれば、経営者がよりよい意思決定を行うために十分な判断材料となるのではないでしょうか。
</summary>
    <author>
        <name>山口毅</name>
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    </author>
    
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        <![CDATA[<p>　前回あげた司法書士事務所における広告メディアの選択について、具体的に考えてみましょう。<br />
　広告の目的は、もちろん依頼者候補に事務所に来てもらって相談を受け、案件を受託することです。今の時代、「高齢者はネットを見ない」という言葉は疑わしいですよね。百歩譲って、紙媒体を見る高齢者の方のほうが多いとしても、タウンページだけで今回のサービスを表現できるのでしょうか？あなたの街のタウンページを見ている高齢者の方はどれくらいいらっしゃるのでしょう。<br />
　インターネットはタウンページのようにエリアを限定しませんから、見る確率は少ないかもしれませんが、母数としては圧倒的に多いでしょう。また、ホームページのほうがサービスの内容を細かく表現できますので、依頼者自身が自分の課題を深く考えたうえでサービスを受けようと連絡をしてくる可能性が高いといえます。<br />
　「評価測定の基準」が「案件の受託」ということであれば、ネットのリスティング広告のほうが有効という判断が適切ではないでしょうか。</p>

<p>　また、P．F．ドラッカーは「評価測定の基準」について、いくつかの選択肢が必要だとも説いています。</p>

<div class="txt-Drucker">「評価測定のための適切な基準を見つけ出すことは、統計上の問題ではない。それはすでに、リスクを伴う判断の問題である。判断を行うために、いくつかの選択肢が必要である。一つの案しかなく、それにイエス、ノーを言うだけでは判断とはいえない。いくつかの選択肢があって初めて、何が問題であるかについて正しい洞察を得られる。したがって、決定によって成果をあげるためには、評価測定の基準についてもいくつかの選択肢が必要である。それらの中から、もっとも適切な基準を選び出さなければならない。」（『<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478300593/cybermentoror-22" target="_blank">プロフェッショナルの条件</a>』上田惇生編訳）</div>

<p>　今回のケースでも評価測定の基準として、「媒体を見る」「事務所に連絡がくる」「事務所に相談に来る」「来所して依頼する」といった選択肢をあげることが可能です。どこを基準にするかで判断が異なりますから、基準ごとに広告方法を比較・検証する必要があります。選択肢ごとの問題点と優位性が見えてくれば、経営者がよりよい意思決定を行うために十分な判断材料となるのではないでしょうか。<br />
</p>]]>
        
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