2013年07月10日

意見の不一致を必要とする - 成果をあげる意思決定とは <2> -

 経営コンサルティングの方法のひとつとして、経営者の方から現場の課題を聞いてそれに対してアドバイスを行うというやり方がありますが、注意しなければならないのは、私が「・・・・・・・・・・すべきです」というとそれが答えになってしまって、相手が何も考えなくなってしまうことです。
コンサルタントが必ず正しいなんてことは幻想です。コンサルタントの意見は自分たちに別の視点を与えてくれるにすぎない、というくらいに考えておいたほうがよいでしょう。

 また、司法書士事務所のコンサルティングにおいて、内部の会議に実際に参加し、その一部始終を観察することもあります。そしてよく、経営者が一方的に話をして「はい終わり」という形式の会議にはNGを出しています(もちろんボスの手前あとでこっそり伝えるのですが)。
 会議の目的にもよりますが、一方的な命令や意思を表明するだけでは意味がありません。意思決定を行うための会議とは、異なる意見をあげさせ、衝突させ、意見の違いがどこにあるのかを確認し、最後に経営者が決定を下すための場と理解したほうがよいでしょう。

 P.F.ドラッカーは次のようにいっています。

「エグゼクティブが直面する問題は、満場一致で決められるようなものではない。相反する意見の衝突、異なる視点との対話、異なる判断の間の選択があって初めて、よく行いうる。したがって、決定において最も重要なことは、意見の不一致が存在しないときには決定を行うべきではないということである」(『経営者の条件』上田惇生編訳)

 その理由については、次回に詳しく考えてみましょう。

カテゴリ:司法書士 マネジメント | コメント(0)

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