2013年06月13日

フィードバックを行う - 意思決定とは何か <7> -

 行った意思決定は二つの意味で成果を出せないリスクを包含しています。ひとつは、行った意思決定がもともと誤っていた場合、もうひとつは、意思決定を行った当時と状況が変化するということです。
 このリスクを回避するために、第五のステップとして「決定の適切さを検証するためにフィードバックを行う」ことが必要と、P.F.ドラッカーは言います。

「最後に、決定の基礎となった仮定を現実に照らして継続的に検証していくために、決定そのものの中にフィードバックを講じておかなければならない。」(『経営者の条件』上田惇生編訳)

 意思決定は陳腐化します。また、その意思決定により形づくられた組織、習慣、業務フロー、仕組み、そのすべては定着すると、時として無意識に自己防衛を行います。
変化は居心地が悪いのです。ですから、常にフィードバックを行い、その意思決定が誤っていないか、陳腐化していないかを、経営者はウォッチし続ける必要があるわけです。

 では、どうやってフィードバックするか。P.F.ドラッカーは、決定を行った人間(経営者)が行動の現場に行くことを勧めています。

「コンピュータの到来とともに、このことはますます重要になる。決定を行う者が行動の現場から遠く隔てられるからである。自ら出かけ、自ら現場を見ることを当然のこととしないかぎり、ますます現実から遊離する。コンピュータが扱うことのできるものは抽象である。抽象化されたものが信頼できるのは、それが具体的な事実によって確認されたときだけである。それがなければ抽象は人を間違った方向へ導く。」(『経営者の条件』上田惇生編訳)

 司法書士事務所であれば、登記手続きはオンライン申請でできても、報告はお客さまのところに直接出向いて行うとか、定期的に支店をまわってみるとか、スタッフ一人ひとりとコミュニケーションをとるということを忘れてはいけないと思います。

カテゴリ:司法書士 マネジメント | コメント(0)

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