2011年9月 7日
働く者を取り巻く組織の現実(4) - 成果をあげる能力は習得できる <7> -
仕事の成果をあげようとするメンバーの力を阻害する第四の現実です。
「そして最後に、組織の内なる世界にいるという現実がある。」(『経営者の条件』」上田惇生編訳)
より具体的にいいますと、
「組織は存在することが目的ではない。種の永続が成功ではない。その点が動物とは違う。組織は社会の機関である。外の環境に対する貢献が目的である。しかるに組織が成長するほど、特に成功するほど、組織に働く者の関心、努力、能力は組織のことで占領され、外の世界における本来の任務と成果を忘れていく。」(『経営者の条件』上田惇生編訳)
ということです。
本来、組織の存在意義とは、外部の世界に対して成果を出すことです。ところが、組織が大きくなればなるほど、中にいる人間は組織内部のことばかりに煩わされるようになります。組織の中にいるがために、組織で働くすべてのひとの意識も具体的な行動も、組織として成果をあげるところから程遠いものになっていくということです。
司法書士事務所の経営者としては、『組織化』により四つの現実が存在することをまず認識しなければなりません。それらの現実から派生する弊害をいかに少なくするか、個人の意識レベル、組織マネジメントのレベルで、さまざまな工夫を絶えず行っていく必要があります。
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