2011年8月31日
働く者を取り巻く組織の現実(3) - 成果をあげる能力は習得できる <6> -
第二、第三の現実をみてみましょう。
「第二に、日常業務に取り囲まれていることがある。自ら現実の状況を変えるための行動をとらないかぎり、彼は日常業務に追われ続ける。」(『経営者の条件』上田惇生編訳)
司法書士事務所に限らず、出勤すると数多くのメールがたまっています。一つひとつのメールに目を通して返信をしていると、あっという間に数時間が過ぎ去ってしまいます。午後からはさまざまな会議、人も訪ねて来ます。さて、今日一日、自分の本来のミッションはどの程度こなすことができたのでしょうか。
一日を2時間のブロックに分けて、自分の果たすべきミッションの優先順位にあわせてブロックを振り分け、その時間は耳栓をしてそれ以外のことには対応しない。日常業務に追われずに、経営者としての成果を出すための私なりの工夫です。
「成果をあげにくくしている第三の現実が、組織で働いていることである。すなわちほかの者が彼の貢献を利用してくれるときにのみ、成果をあげることができるという現実がある。組織は一人ひとりの人の強みを発揮させるための仕組みである。組織は一人ひとりの人の知識を、ほかの人の資源や動機やビジョンとして使う。」(『経営者の条件』上田惇生編訳)
前にもいいましたが、他のメンバーが自分の貢献を利用してくれないと成果をあげることができません。ですから、メンバーは常に他のメンバーが自分に対してどのような貢献を求めるのかを知らなければなりませんし、自分が他のメンバーに対してできる貢献が何であるかを知ってもらわなければなりません。組織のなかで働いていくには、そのための努力が必要となるのです。このことを意識している人は非常に少ないと思います。
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