2010年12月27日

人生をマネジメントする  - 第二の人生を考える -

 たいへんご無沙汰しました。11月の司法書士試験の最終合格発表以降、弊社が行っている司法書士人材紹介サービス(メンターエージェント)に、続々と今年の合格者の方が登録してくださり、対応に追われていました。今年も900名以上の方が司法書士としてのスタートをきったわけです。そんな後輩たちを育てながら、「組織の承継をどうするか」と「これからの自身をどうするか」は経営者が必ず考えなければならないテーマです。
 そのふたつは表裏一体のものですから、私もコンサルティングやメンタリングを行うなかで、多くの事務所経営者の方々から相談されますし、私から問いかけもします。みなさんは、「これからの自身をどうするか」考えてみたことがありますか。

「知識労働者には、いつになっても終わりがない。文句は言っても、いつまでも働きたい。とはいえ、三〇の時には心躍った仕事も、五〇ともなれば退屈する。したがって、第二の人生を設計することが必要になる。」(『プロフェッショナルの条件』上田惇生編訳)

 私は、世の中の変化に対応して「組織として役割を果たすためにはどうすればよいか」と常に悩んでいるので、50歳になっても、まだ仕事に退屈していません。
しかし、30代で一生食べていけるだけの財を築いたので「次はどうするか」という贅沢な悩みをもっている方もいますし、同じ仕事の繰り返しで「心躍らない」とおっしゃる方がいるのも確かです。「次はどうするか」ではなく、そこで終わりにしてしまう(遊んで暮らす)という方もいます。ただ、そこで終わりにすることが、苦痛をもたらすということも理解しておかなければなりません。人間は、コミュニティのなかで役割を果たすことによって幸福感を得られる生き物だと思います。

  P.F.ドラッカーは、第二の人生を設計する方法として次の三つをあげています。

 (1) 第二の人生を持つこと
     → 組織を変えたり、転職などでキャリアチェンジをすること
 (2) パラレル・キャリア(第二の仕事)を持つこと
     → 本業以外にもうひとつの仕事を持つこと
 (3) ソーシャル・アントレプレナー(篤志家)になること
     → 非営利の仕事を始めること

 いずれも、今までとは異なるフィールド、もっと広いコミュニティで役割を果たそうとするものです。

 話は少々ずれますが、先日、アルピニストの小西浩文さんとお会いしました。小西さんが、どんな話の流れだったかは忘れてしまったのですが「一寸先は何の保証もない。やりたいことがあれば、すぐやるべきだ」とおっしゃっていたのが、印象に残っています。
 私も本当にそう思います。第二の人生を考えるうえでは「やりたいこと」を最優先に考えるべきでしょう。

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プロフィール

山口 毅
TAKESHI YAMAGUCHI

山口 毅
株式会社コンサルティングファーム 代表取締役
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