2010年08月18日

上司の強みを生かす  - 人の強みを生かす <3> -

 自らが成果を出すためには、組織全体として効果が出せるように、組織の他のメンバーに働きかける必要があります。P.F.ドラッカーは、この働きかけを、部下が上司に働きかけて、上司の強みを生かすというシーンから説明しています。

「もちろんへつらいによって、上司の強みを生かすことはできない。なすべきことから考え、それを上司にわかる形で提案しなければならない。上司も人である。人であれば、強みとともに弱みをもつ。しかし上司の強みを強調し、上司が得意なことを行えるようにすることによってのみ、部下たる者も成果をあげられるようになる。上司の弱みを強調したのでは、部下の弱みを強調したときと同じように、意欲と成長を妨げる。」(『プロフェッショナルの条件』上田惇生編訳)

 では、「上司が得意なことを行えるようにする」ためにはどうすればよいのでしょうか。

「アイゼンハワーのように、一ページの要約が必要な人がいる。一定の思考過程を必要とし、分厚い報告書がなければ理解できない人がいる。あるいは、あらゆることについて、六十ページにわたる数字のデータを見たがる人がいる。意思決定の準備のために、初めから関与したがる人がいる。逆に、時期が来るまでは何も聞きたくないという人がいる。上司の強みを考え、その強みを生かすには、問題の提示にしても、何をではなく、いかに、について留意しなければならない。何が重要であり何が正しいかだけでなく、いかなる順序で提示するかが大切である。」(『プロフェッショナルの条件』上田惇生編訳)

 これは、部下がしなければならないことを言っているのではありません。上司についてもあてはまります。また大きな組織の上司・部下だけでなく、司法書士事務所の所長とスタッフという関係でもあてはまるでしょう。特に「人がなかなか動いてくれない」と感じている経営者の方は、このことを意識してみてください。案外それだけでうまく行くことが多いかもしれません。

 人は正しいから動くのではなく、納得するから動くのです。

カテゴリ:司法書士事務所のマネジメント | コメント(0)

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