2010年6月アーカイブ

2010年6月30日

以前にも少し述べましたが、司法書士の事務所組織は、仕事の内容によって違いはあるものの、その成長段階によって、三つに分けることができます。第1段階は、所長である資格者をトップとして、その指示命令のもとにスタッフが作業を行う組織。第2段階は、一定範囲の作業を任せられるスタッフが育ち、かつ作業量がそのスタッフだけではこなせないほど増えてきた時、そのスタッフを管理職としてその指導の下で一定範囲の作業を行う組織。第3段階は、分業可能な作業が複数あり、かつそれぞれの作業を任せられる管理職が育ってくると、管理職を長とするチームが複数でき上がり、所長は管理職を統括し、管理職が各スタッフを指導するという組織。全体を俯瞰し、組織をひとつの生物と捉えて、その生物が意思を持って動けるようにするために、各ユニットをどのように構成すればよいかを考えることですね。

2010年6月23日

コミュニケーションの「四つの原理」を理解しても、すぐにコミュニケーションがうまくいくわけではないようです。優れたコミュニケーションは、目標と自己管理によるマネジメントを前提とします。また、経験の共有が不可欠となります。経営者や管理職の課題を、部下は自分なりに理解しています。しかし、経営者や管理職と同じように理解しているわけではありません。同じように理解してもらう、もしくは理解の仕方が自分とは違うということに気づいてもらうためには、経験を共有する必要があるのです。

2010年6月16日

コミュニケーションの「四つの原理」の最後、四つめは、P.F.ドラッカー曰く「第四に、コミュニケーションと情報は別物である。両者は依存関係にある。コミュニケーションは知覚の対象であり、情報は論理の対象である。情報は形式であって、それ自体に意味はない。それは人間の関係ではない。そこに人間的な要素はない。」ということです。信頼関係がない時点で情報ばかりを伝えても、相手は受取ってくれません。順番を間違えてはいけません。まずは、信頼関係をつくることです。

2010年6月 9日

コミュニケーションの「四つの原理」の三つめは、「第三に、コミュニケーションは常に、受け手に対し何かを要求する。受け手が何かになることを、何かをすることを、何かを信じることを要求する。それは常に、受け手それぞれの何かをしたいという気持ちに訴えようとする。コミュニケーションは、それが受け手の価値観や欲求や目的に合致するとき強力になる。それらのものに合致しないとき、まったく受けつけられないか、抵抗される。」ということです。

2010年6月 4日

前回に続き、コミュニケーションの「四つの原理」の二つめです。ドラッカーは、「第二に、われわれは知覚することを期待しているものだけを知覚する。見ることを期待しているものを見、聞くことを期待しているものを聞く。」と言っています。営業する際も、相手のビジネスモデルやミッションを理解しない売り込みは、相手の期待を無視した的外れな提案となってしまいますので、相手が何を見たり聞いたりしたいかを知ることが重要です。

2010年6月 1日

司法書士事務所の経営者は、組織内の人を動かし、外部の人間と交渉し、時には専門家としてクライアントの相談にのることで自分の役割を果たしています。それらはすべてコミュニケーションを通して行われますから、よいコミュニケーションをとれるようになることは、極めて重要です。一般的にも、コミュニケーションの大切さが叫ばれ続けていますが、それは結局のところ、「よいコミュニケーション」とはどんなものか、理解している人は少ないということかもしれません。P.F.ドラッカーは、コミュニケーションには「四つの原理」があるといっています。今回は、その一つめについて考えてみます。

プロフィール

山口 毅
TAKESHI YAMAGUCHI

山口 毅

株式会社コンサルティングファーム 代表取締役
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