P.F.ドラッカーは、優先順位や劣後順位の決定についてはいくつかの原則があるが、それらはすべて勇気に関わるものだといいます。
「第一に、過去ではなく未来を選ぶことである。第二に、問題にではなく機会に焦点を当てることである。第三に、横並びにではなく自らの方向性を持つことである。第四に、無難で容易なものではなく、変革をもたらすものに照準を合わせることである。」(『プロフェッショナルの条件』上田惇生編訳)
私は多くの司法書士事務所のコンサルティングを行っていますが、成長している事務所は、まさに上記の原則に則って、勇気ある意思決定に基づいて事務所の経営を行っています。
「パイの奪い合いという競争はクライアントにとって一定の恩恵はあるものの、大きな価値をもたらさない」というのが私の持論です。現在、パイの奪い合いを「手段」としてではなく「目的」としてとらえている事務所が多いような気がします。
社会にとって新たな価値をもたらさない者は、社会に必要とはされません。いつか新しい価値を提供する者に、取って代わられる運命にあります。
成果をあげる組織となるためには、ドラッカーの言う「未来」「機会」「自らの方向性」「変革」という観点から、やるべきことを決定する勇気が経営者には不可欠といえるでしょう。









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