「明日のために生産的な仕事」>「使える時間」は自明の理ですから、私たちは何をやって何をやらないかを決める必要があります。
その意思決定にあたっては、実は優先順位の決定よりも劣後順位の決定のほうが重要だ、とP.F.ドラッカーは述べています。
なぜなら、
「延期とは断念を意味することを、誰もが知っている。延期した計画を後日取り上げることほど好ましからざるものはない。後日取り上げても、もはやタイミングは狂っている。タイミングは、あらゆるものの成功にとってもっとも重要な要因である。五年前に賢明であったことを今日行っても、不満と失敗を招くにすぎない。延期は断念であるというこの事実が、何ごとであれ、劣後順位をつけて延期することを尻込みさせる。最優先の仕事ではないことは知っていても、劣後順位をつけることはあまりに危険であると思ってしまう。捨てたものが、競争相手に成功をもたらすかもしれない。」(『プロフェッショナルの条件』上田惇生編訳)
というジレンマがあるからです。
私も司法書士事務所を開設した当初は、「来る仕事は何でもやる」とのスタンスで臨んでいましたが、徐々に、行う仕事とクライアントを選択するようになっていきました。しかしそれでも事務所は忙しく、いつも遅くまで仕事をしていました。それは、「捨て去る」との観点が薄く、劣後順位をつけるという視点がなかったせいかもしれません。
自分自身は、事務所内での役割を変えていきながら常に新しいことに取り組んでいましたが、組織全体でみるとどうだったのか・・・・・・。今から振り返るとこの点は、経営者として大いに反省すべきことのような気がします。









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