マネジメント上の欠陥に起因する時間の浪費の最後、四つめは、情報に関わる機能障害からくる時間の浪費についてです。
「第四に、情報に関わる機能障害からくる時間の浪費がある。」(『プロフェッショナルの条件』上田惇生編訳)
司法書士事務所の所長から、昼間はクライアントからの質問に忙殺され、電話がかかってこなくなる夕方から仕事を始めるために、夜遅くまで仕事をしてしまっている、との話を聞くことがあります。
クライアントからの質問に素早く対応することは、もちろん良いことです。しかし、たまたま電話に出た人間が、その質問にすべて対応するというやり方では、組織としては大きなロスになります。事務所の他のメンバーが既にその答えを知っているかもしれませんし、クライアントもそう急いでないかもしれません。
まずは、調査が必要と思われる質問か他のメンバーの知恵が必要と思われる質問かどうかを判断し、クライアントが回答を必要としている期限を確認することが大事です。
時間の余裕があるのであれば、夕方の少し落ち着いた時間帯に、そういった質問に対する検討会の時間を取るとよいでしょう。各メンバーがクライアントからの質問や課題をお互いにぶつけあい、共有することで、各人が独自に行っていた「調べもの」の時間が省け、より良いアイデアをクライアントに返すことができるようになると思います。









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