2010年1月29日
人員過剰からくる時間の浪費 - 時間を管理する <10> -
前回に続き、マネジメント上の欠陥に起因する時間の浪費についての二つめです。
「第二に、人員過剰からくる時間の浪費がある。人が少なすぎるということはありうる。人が少なければ、仕事のできあがりはよくないかもしれない。だが、それは一般的な状況ではない。むしろよく見られるのは、成果をあげるには人が多すぎ、したがって、仕事をするよりも、たがいに作用し合い、影響し合うことに、ますます多くの時間が使われているという状況である。」(『プロフェッショナルの条件』上田惇生編訳)
そして、現在自分の組織がその病魔に冒されているかどうかの判断基準も示しています。
「人員過剰についても、かなり信頼できる兆候がある。もし、組織の上のほうの人たちが、時間をある程度以上おそらくは一割以上を、人間関係、反目や摩擦、担当や協力に関わる問題に取られているならば、人が多すぎることはほとんど確実である。」(『プロフェッショナルの条件』上田惇生編訳)
人が必要以上に多いと、各人は自身のミッションを果たすだけでは時間をもてあましますので、結果的にオーバースペックの仕事を行い、他の人に対して必要以上の干渉をするようになります。
それが常態化し深化すると、なぜか皆忙しくなり、本来は人が余って生産性が下がっているにもかかわらず、更に人が必要との錯覚に陥ってしまうのです。
司法書士事務所の経営者は、自身や事務所のミドルマネジメントが、資格者間や補助者間といった人間関係の調整に時間を費やしすぎていないか、見直してみてはどうでしょう。
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