2009年10月21日
仕事の仕方に注目する - 自らの強みを知る <6> -
人には、得意な「仕事の仕方」とそうでない「仕事の仕方」がある、とP.F.ドラッカーは言います。
「自らがいかなる仕事の仕方を得意とするかは、強みと同じように重要である。実際には、強みよりも重要かもしれない。ところが驚くほど多くの人たちが、仕事にはいろいろな仕方があることを知らない。そのため得意でない仕方で仕事をし、当然成果はあがらないという結果に陥っている。」(「プロフェッショナルの条件」上田惇生編訳)
そしてまずは、自分の「理解の仕方」について知らなければならないと説きます。
「仕事の仕方について初めに知っておくべきことは、自分が読む人間か、それとも聞く人間かということである。つまり、理解の仕方に関することである。世の中には読み手と聞き手がいること、しかも、その両方であるという人はほとんどいないということは知らない人が多い。自分がそのどちらかであるかを認識している人はさらに少ない。」(「プロフェッショナルの条件」上田惇生編訳)
私は明らかに、「読む人間」です。講義やセミナーに参加しても、その時はなるほどと思いますが、後で思い出そうとしてもほとんど頭に残っていません。しかし、文章で読んだものは長く頭に残っており、再度読んだ文章はより深いものになります。
「理解の仕方」が分かったら次は、自分の「学び方」について考えなければなりません。
「学び方は何種類もある。ベートーヴェンのように、膨大なメモをとることによって学ぶ人がいる。GMのスローンは会議中にメモをとらなかった。なかには、自分が話すのを自分が聞いて、学ぶ人がいる。あるいは、実際に仕事をしつつ学ぶ人がいる。」(「プロフェッショナルの条件」上田惇生編訳)
私は、ひとりで人と面談する場合以外は極力メモをとりません。議事録は人に任せます。
司法書士向けのキャリアセミナー等でセミナーの講師を務めると、話しながらアイデアが浮かんでくることが多いので、「自分が話すのを自分が聞いて、学ぶ人」だと思います。「学び方」は多種多様ですから、どのような方法が自身に合っているのかを認識しなければなりません。
さらに司法書士事務所の経営者は、自分自身についてだけでなく、所員の「仕事の仕方」についても知っておくべきでしょう。各人にそれについて考えさせ、話しあう機会を設けてみてはいかがでしょうか。一人ひとりに合った方法で仕事をさせることが成果につながります。
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