2009年10月14日

フィードバック分析から分かること(2) - 自らの強みを知る <5> -

 フィードバック分析から「強み」と「弱み」を確認したあと、それをどう生かしていくのかについての続きです。

「第四は、自らの悪癖を改めることである。行っていること、あるいは行っていないことのうち、仕事ぶりを改善し成果をあげるうえで邪魔になっていることを改めなければならない。フィードバック分析では、それらが明らかになる。」(「プロフェッショナルの条件」上田惇生編訳)

 睡眠が足りて元気な状態でないと、なかなか100%の力は発揮できないものです。しかし、夜のお付き合いが断れず、睡眠が足りないまま朝はいつもどおり早く出勤、そしてだらだらと仕事をしてパフォーマンスが出せないという方も多いのでは?
 司法書士に限らず私たち専門家は、時間を切り売りしているのではなく、成果を出すことを求められています。人の目は気にせずに悪癖は早々に取り除かなければなりません。

「第五は、人への対し方が悪くて、みすみす成果をあげられなくすることを避けることである。頭のよい人たち、特に若い人たちは、人への対し方が潤滑油であることを知らないことが多い。」(「プロフェッショナルの条件」上田惇生編訳)

 従業員への指示は、従業員が指示に従って実行するという「効果」がなければ意味がありません。お客さまへの説明も、お客さまに理解していただかなければ意味がありません。いくら正しいことを話しても、相手に伝わっていないならば、成果をだすことはできないでしょう。どうすれば理解してもらえるのか、伝わる工夫をしているのか、そういった人への接し方が、成果を出すためには意外に欠かせないものだということに気づかねばなりません。

「第六は、行っても成果のあがらないことは行わないことである。」  (中略) 「第七は、努力しても波にしかなれない分野に無駄な時間を使わないことである。強みに集中すべきである。」(「プロフェッショナルの条件」上田惇生編訳)

 司法書士事務所の所長から、「債務整理しかしたことがなく、現在は債務整理に特化しているが、今後のことを考えて他の業務に進出したい」との相談を受けることもよくあります。
 答えは2つです。ひとつは債務整理業務をとことん追及し、過払いがなくても利益ができる体質をつくり、その周辺にクライアントの課題を見つけたらその業務をやってみること。もうひとつは、債務整理以外に「強み」を持っている司法書士有資格者を雇うことです。

 つまり、「強み」を極めるか、「弱み」を人で補うかというところに尽きるでしょう。

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プロフィール

山口 毅
TAKESHI YAMAGUCHI

山口 毅
株式会社コンサルティングファーム 代表取締役
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