2009年10月 6日
強みを知る方法 - 自らの強みを知る <3> -
P.F.ドラッカーは、「強み」を知る方法について、次のように述べています。
「強みを知る方法は一つしかない。フィードバック分析である。何かをすることに決めたならば、何を期待するかをただちに書きとめておく。九か月後、一年後に、その期待と実際の結果を照合する。(中略)こうして二、三年のうちに、自らの強みが明らかになる。自らについて知りうることのうち、この強みこそもっとも重要である。さらに、自らが行っていることや行っていないことのうち、強みを発揮する上で邪魔になっていることも明らかになる。それほどの強みでないことも明らかになる。まったく強みのないこと、できないことも明らかになる。」(「プロフェッショナルの条件」上田惇生編訳)
実際の採用面接の前に、「強み」と「弱み」を把握できていれば、雇って(労働者側からすると就職して)からお互いが求めていることが異なることを確認するという迂遠なプロセスは必要ありません。
ところが、「一緒に働いてみないと本当のところは分からない」まま、採用(就職)を行っているのが、現状です。しかしそのような場合(採用したあとで)でも、少なくとも組織が求める「強み」は何で、その「強み」をその人が持っているかどうかを、お互いに確認する機会を設けるべきです。そして最初の時点で、それがマッチしていない場合はお互いの不幸なのだからそのときは別れましょう、というコンセンサスをとっておくことが肝要です。
ある司法書士事務所は、2年間で「一人親方(自ら営業して仕事を取り、ひとりで問題解決できる能力を持つ資格者)」になれなければ、事務所を去ってもらうというルールを定めています。組織が求める「強み」を客観的に検証できるように設定して、期限を設けて確認すること、それが組織にとっても、そこで働くものにとっても重要なことなのではないでしょうか。
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