2009年8月19日
定期的に検証と反省を行う - 成長と変化を続けるための教訓 <4> -
四つめは「編集長の教訓」です。
新聞記者時代、20代のドラッカーは、ヨーロッパでも指折りのジャーナリストだった編集長から、訓練・指導を受けます。
「毎週末、私たちの一人ひとりと差し向かいで、一週間の仕事ぶりについて話し合った。加えて半年ごとに、一度は新年に、一度は六月の夏休みに入る直前に、土曜の午後と日曜を使って、半年間の仕事について話し合った。編集長はいつも、優れた仕事から取り上げた。次に、一生懸命やった仕事を取り上げた。その次に、一生懸命やらなかった仕事を取り上げた。最後に、お粗末な仕事や失敗した仕事を痛烈に批判した。
この一年に二度の話し合いの中で、いつも私たちは、最後の二時間を使ってこれから半年間の仕事について話し合った。それは、『集中すべきことは何か』『改善すべきことは何か』『勉強すべきことは何か』だった。」(『プロフェッショナルの条件』上田惇生編訳)
アメリカでコンサルティングの仕事を始めたドラッカーは、毎年必ず2週間ほどは、自由な時間をつくって1年間の反省をするとともに、次の1年にやるべきことの優先順位を決めたそうです。
士業は基本的に事業年度がありませんから、経営者自身が意識的に時間を設定して「検証と反省」を行わなければ、毎日の実務に追われて時が経過していきます。
私は司法書士事務所の所長の方を中心にメンタリングを行っています(ほとんどの方が月に1回)。そのなかで話されることは事務所ごとに異なりますが、その月の振り返りと今後の方針決めに使われている方もいらっしゃいます。
事務所の経営について、定期的な「検証と反省」そして「方針決め」を習慣にされることをお勧めします。
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