2009年7月 8日

よい人間関係をもつ秘訣 -中堅司法書士事務所の課題解決のために <1>-

 私が依頼を受けるコンサルティングのなかで、中堅司法書士事務所の課題としてよくあげられるのは、次の二つです。

  (1) 売上が落ちて利益が出ない。
  (2) 生産性が落ちて利益が出ない。

 そして、ヒアリングを進めていくなかで、所長から必ず聞く言葉が以下のどちらかです。

  (1) 自分が営業して仕事を取ってくるのに、そのことを所員が評価
      しない。
  (2) 新しい拠点に注力したいのに、従来の事務所のメンバーが
      一生懸命仕事をしてくれない。

 反対に、所員からよく聞く声はこうです。

   「所長は事務所をほったらかしで何をやっているかわからない。」


 所長はストレスがたまり、所員はモチベーションが下がり、売上と生産性が低下するという悪循環につながっているようです。

 司法書士事務所は長年にわたり所長1名と補助者数名という組織形態で仕事をしてきました。補助者の人数も5名程度と制限されてきたわけですが、はからずも理想的なマネジメント単位だったわけです。
 ところが、拠点展開や法人化などを行うことによって人数が増え、一人ひとりに目が届かなくなる(10名を超えてくるとひとりでみるにはちょっと大変です)という現象が発生してきました。お互いに何をやっているのかわからないという状況に陥り、生産性の低下を招いているのです。

 そのような悪循環を絶つ鍵は、もちろん経営者である所長が握っています。お互いの状況を理解し、事務所内の人間関係をよりよくする工夫が必要となってきます。その方法について、何回かにわけて考えていきましょう。

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プロフィール

山口 毅
TAKESHI YAMAGUCHI

山口 毅
株式会社コンサルティングファーム 代表取締役
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