2009年4月 1日

組織が果たすべき責任 -司法書士事務所が負う社会的責任-

 独占業務を担っている士業は、クライアントから求められたことを、正当な理由もなしに拒否することはできません。それは、業務の担い手が個人であれ法人であれ、基本的には同じです。
 しかし、法人のように大きな組織は、専門性の高い業務、大量の業務、地域をまたぐ業務など、個人では果たすことが困難な業務を受託できるわけですから、受託に対する社会的責任は、個人よりも圧倒的に大きくなります。

 P.F.ドラッカーは、

「組織社会では、組織の社会的責任が問題となる。なぜならば、あらゆる組織が社会的な力をもつからである。あるいは、もたなければならないからである。しかも、その力は大きくなければならない」(『プロフェッショナルの条件』上田惇生編訳)

 と述べています。

 もともと個人でしか受託できなかった業務を、法人という組織体で受託できるようになった今だからこそ、上記の意味を真剣に考える必要があります。

 組織は、「組織として」どのような社会的責任を負うことになるのか、またどのような責任を負おうとするのか、を問わねばなりません。
 そのことの認識がないままに組織を拡大してしまっても、社会的責任を果たせない組織は、結局は瓦解してしまうのではないでしょうか。

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プロフィール

山口 毅
TAKESHI YAMAGUCHI

山口 毅
株式会社コンサルティングファーム 代表取締役
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