2009年4月15日
「目的は何か」を問う -司法書士事務所の生産性を向上させるために-
P.F.ドラッカーは、
と述べています。
-夜遅くまで仕事をしている事務所がありました。-
メンバーのほとんどは資格者で、一人ひとりがやる気に満ち、サボることもなく必死に働いています。しかし、なかなか仕事は終わりません。売り上げでみても、一人当たりの生産性はあまり良くありませんでした。
ところが数ヵ月後・・・・・・、メンバー全員で話し合い、「ある事」を実行した結果、みんなが多少の残業をすれば帰途につけるという状態になったのです。一人当たりの生産性も上がり、事務所全体で受けられる仕事量も格段に増えました。その上、仕事の質についても高い評価を受けられるようになったのです。
いったい、何を行ったのでしょうか?
この事務所が行ったことは、
(1)「資格者のすべき仕事」と「資格者でなくてもできる仕事」を分ける
(2)資格者でなくてもできる仕事は、パートタイマーの補助者を増員して任せる
という二つだけです。
例えば、請求書作成業務の場合、今までは案件ごとに担当の資格者が行っていました。しかし、請求書のほとんどは、ルールにそえば誰でも作成可能なものです。実際に請求書の内容を見直してみると、全体の5%ほどの請求書だけが、担当した資格者でなければ分かりづらいというものでした。
そこで、この業務については、特殊な請求書を除き補助者の方に任せることにしたのです。資格者には、特殊な案件かどうかを識別するため、受託票に「しるし」をつけるという作業が追加されましたが、請求書作成業務からは、95%以上解放されたのです。
このように、「何が目的か」という視点で業務の見直しを繰り返すことによって、生産性を向上させることができるようになるのです。
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